これは「他人の王国に城を建てるな」の続編だ。

原文:Don’t build your castle in other people’s kingdoms

ぼくと同じように、もともとSNSもアルゴリズムも、プラットフォームが何もかも支配することも嫌いで、SNSのない静かな世界に憧れているなら、あの記事からは、とても心地よい結論を簡単に引き出せる。

じゃあ、ぼくはやらなければいい。

SNSのアカウントを全部消して、Threadsもやらない。Facebookにも触れない。Instagramも気にしない。

自分のブログを書き、自分のニュースレターを運営して、自分の王国でじっくり城を建てればいい。

静かで、自由だ。

でも本当にそうしたら、原文にある、もっと大切な二つ目の教訓を見落としてしまうかもしれない。

SHAMELESSLY USE THE OTHER KINGDOMS JUST LIKE THEY ARE USING YOU!

相手もこちらを利用しているのだから、こちらも遠慮なく他人の王国を利用しよう!

誰にも知られていない王国

ぼくは自分だけの小さな世界が好きだ。

どれくらいの長さで書くべきかを決めるプラットフォームはいない。誰に記事を見せるかを決めるアルゴリズムもない。ある日突然、アカウントを停止される心配もしなくていい。

ここはぼくの王国だからだ。

でも、ブログとSEOが少しずつ衰え、人々の注意がSNSに集中している今、もっと多くの人に作品を見てもらいたいなら、自分の王国にどれだけ立派な城を建てても、それだけでは足りない。

城を出て、人を探しに行く必要がある。

そして、ほかの人たちのほとんどは、他人の王国に集まっている。

Threadsをスクロールし、Instagramでリールを見て、YouTubeで動画を見ている。

そのうち99.9%の人は、ぼくの小さな王国なんてまったく気にしないかもしれない。

でも、残りの0.1%がいる。その人たちは、ぼくの記事や本、ポッドキャスト、Appを気に入ってくれるかもしれない。

ただ、ぼくの存在を知らないだけだ。

他人の王国から民を奪いに行く

だから原文にある二つ目の教訓こそ、最近のぼくにとって一番大きな気づきだった。

遠慮なく他人の王国へ行こう!

投稿する。コメントする。議論に加わる。自分の作品を宣伝する。まだぼくを知らない人に気づいてもらうために、あらゆる手を尽くす。そして、その中から本当に作品に興味を持ってくれた人を、自分の王国へ連れて帰る。

ぼくのニュースレターを購読して、ブログを読んで、作品を買ってください!

プラットフォームの流量を利用することに、後ろめたさを感じる必要もない。

もともとぼくらは、互いに利用し合い、腹を探り合う関係だ。

プラットフォームはぼくのコンテンツと注目を利用して稼ぎたい。ぼくもその流量を利用して、自分の読者を見つけたい。

自分の王国を出て、民を探しに行く

自分の王国に隠れているのは心地いい。

嫌いなアルゴリズムや、苦手な文化と向き合わなくていい。

自分を売り込む必要もないし、知らない人からの批判や拒絶に耐える必要もない。

でも、ほとんどのクリエイターは、山にこもりたい高僧ではない。

ぼくらが創作するのは、多かれ少なかれ、自分の作品をもっと多くの人に見てほしいからだ。

だから、自分の王国がどこにあるのかをもっと多くの人に知ってもらうために、少しだけ勇気を出して城を離れ、拡声器を持って、あの見知らぬ騒がしい広場へ行き、みんなと一緒に大声で叫ばなきゃいけない。

ぼくの小さな王国へ、かわいい城を見に来てください!